皆さん、こんにちは!
福岡市を中心に活動しています公認会計士・税理士の奈須大貴です!
経営者の皆さんに質問です。
自社の経営状況を数字で把握できていますか?
他人に自社の経営状況を数字を使って説明できますか?
多くの方の答えは、きっと「No!」でしょう。
今回は、経営者の皆さんが、簿記を少しだけ学ぶことで、どのような状態になるのかを簡単に解説しようと思います。
決算書を“見ているだけ”になっていませんか?
「決算書を見てもよく分からない」
「数字のことは税理士に任せている」
そんな経営者の方は少なくありません。
しかし、数字を理解する力は、経営の安定と成長に直結します。
ほんの少し簿記の基礎を知るだけで、決算書の数字が生きた情報に変わり、経営判断の精度が大きく向上します。
簿記は“会計のルール”であり“経営の言語”
簿記とは、会社の日々の取引をルールに沿って整理し、決算書へとつなげる仕組みです。
つまり、簿記を知るということは、会計の専門用語を、経営者が理解できる言葉に変換する力を持つということなんです。
簿記の基礎を理解している経営者は、数字を「税務の結果」ではなく、「経営の現実」として読み取ることができます。
数字の“連鎖”を読み解けると、経営が見える
数字は単独では意味を持ちません。
簿記を理解していれば、その“つながり”を読み解けます。
- 売上債権が増えた → 売上は立ったが、現金がまだ入っていない
- 在庫が増えた → 仕入は済んだが、販売が追いついていない
- 仕入債務が減った → 支払いによって資金が出ていった
これらを組み合わせて考えると、「お金が減っている理由」や「キャッシュの流れ」が見えてくるのです。
数字の“動きの意味”が分かれば、資金繰りや利益構造の本質も自然と見えるようになります。
決算書は“過去の記録”ではなく“経営の物語”
簿記の知識がないと、決算書はただの数字の羅列に見えます。
しかし、会計を理解している経営者にとっては、そこに会社の物語が映ります。
- 売上は伸びているのに、なぜかお金が減っている
- 在庫が積み上がり、資金繰りが苦しい
- 支払いが先行して、借入金が増えている
数字は、経営の現場で起きている“リアル”を正確に映し出す鏡です。
簿記を学ぶことは、数字の裏側にある経営のストーリーを読み解く力を得ることでもあります。
感覚ではなく、数字で判断できる経営へ
簿記を理解している経営者は、決算書を“チェックリスト”ではなく“意思決定の材料”として使います。
「売上が伸びているのに資金が不足しているのはなぜか?」
「利益率を高めるには、どの費用を見直すべきか?」
「在庫や債権の管理にムダはないか?」
こうした問いを立てる力が、経営の精度を高めます。
数字に基づく判断ができる経営者こそ、次のステージに進める人です。
まとめ:簿記は“経営の羅針盤”
簿記は会計士や経理担当者だけのものではありません。
経営者にとっては、自社の現状を正確に把握し、未来の方向性を定めるための“羅針盤”です。
決算書を理解できるようになれば、経営が「勘」や「経験」に頼るものから、「数字で導く経営」へと変わります。
最後に
奈須大貴公認会計士・税理士では、経営者の皆さんが数字を経営の武器にするためのサポートを行っています。
数字を単なる過去の記録としてではなく、未来のために活用したい・会社を成長させるために活用したいという方は、ぜひお気軽にご相談ください。お問い合わせ
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奈須大貴公認会計士・税理士事務所
所長 奈須大貴
